診療科目

内科診療

・各種予防
・消化器科(嘔吐、下痢、食欲不振など)
・内分泌科(甲状腺疾患、副腎疾患、性ホルモン疾患など)
・腫瘍内科(抗がん剤など)
・皮膚科(アトピー、食餌性アレルギー、皮膚感染症など)
・泌尿器科(腎臓疾患、膀胱疾患、前立腺疾患など)
・血液・膠原病科(自己免疫性貧血、血液感染症、リウマチ、多発性関節炎など)
・循環器・呼吸器科(弁膜症、心筋症、肺高血圧症、気管支炎、肺炎など)
・神経科(てんかん、けいれん発作、麻痺など)
・眼科(充血、失明など)
・東洋医学(漢方)

アンチエイジング科

最近元気がないな。などと思って病院に行っても年齢を理由に老化だと言われることはないでしょうか?老化は元気がないひとつの要素でしかありません。もちろん検査をしてみれば異常が見つかりそれが原因で体調不良ということもありますが、検査では全く異常を認めないケースも多く認められます。体調の変化は感じるが検査に異常を認めないから治療がない。そんなかゆいところに手が届く治療を提案します。

内科診療の一例

胆嚢疾患

胆嚢の収縮力が弱まることにより胆泥、ムチン、胆石がたまる疾患です。原因はさまざまで高脂肪食、高脂血症などが悪化要因として考えられます。
症状は無症状から間欠的な嘔吐、定期的な元気、食欲の低下などです。
この疾患は内科的、外科的な治療方法があり状態の見極めが難しい疾患です。

内科治療推奨条件
・軽度の胆泥症(流動性あり)
・胆嚢のサイズが正常の2倍以内
・総胆管の拡張なし
・胆嚢壁の肥厚なし
・基礎疾患あり(内分泌疾患)

外科治療推奨条件
・重度の胆泥症(流動性なし)、胆石症、胆嚢粘液嚢腫
・閉塞性黄疸(過去に閉塞性黄疸)
・総胆管の拡張あり
・胆嚢破裂所見
・胆嚢の癒着所見

胆嚢の流動性確認

naika-img01

5秒後

naika-img02

15秒後

naika-img03

胆嚢サイズの拡大、胆嚢内の流動性なし

naika-img04

内分泌疾患

内分泌疾患の症状は多様であるため、治りにくい病気の根本にこの疾患が隠れていることがあります。また内分泌疾患を疑って検査を行っても結果が100%の信頼度ではないため、さまざまな症状、検査から病気のヒントを得て絞り込んでいく必要があるため診断に至るには難しい疾患です。 ・原因不明の嘔吐、下痢、食欲不振が続いている。 ・体重の増減のコントロールができない。 ・水の飲む量が異常に多くなり、尿の量も増えた。 ・年齢とともに疲れやすくなってきた、1日のほとんど寝るようになった。 ・皮膚病が治らない ・かゆみもないのにどんどん毛がなくなってきた このような症状が思い当たるようであれば内分泌疾患の可能性があります。 犬における主要な内分泌疾患 甲状腺機能低下症 副腎皮質機能低下症(アジソン病) 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群) 猫における主要な内分泌疾患 甲状腺機能亢進症 副腎機能低下症(アジソン病) 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

内分泌疾患の症状は多様であるため、治りにくい病気の根本にこの疾患が隠れていることがあります。また内分泌疾患を疑って検査を行っても結果が100%の信頼度ではないため、さまざまな症状、検査から病気のヒントを得て絞り込んでいく必要があるため診断に至るには難しい疾患です。

・原因不明の嘔吐、下痢、食欲不振が続いている。
・体重の増減のコントロールができない。
・水の飲む量が異常に多くなり、尿の量も増えた。
・年齢とともに疲れやすくなってきた、1日のほとんど寝るようになった。
・皮膚病が治らない
・かゆみもないのにどんどん毛がなくなってきた

このような症状が思い当たるようであれば内分泌疾患の可能性があります。

犬における主要な内分泌疾患
甲状腺機能低下症
副腎皮質機能低下症(アジソン病)
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

猫における主要な内分泌疾患
甲状腺機能亢進症
副腎機能低下症(アジソン病)
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

糖尿病

さまざまな原因により血糖値が高くなる病態で診断は容易だがコントロールが難しい疾患です。よく認められる症状としては飲水量・尿量の増加、食べるけど痩せてくるなどです。 犬ではインスリン分泌が不足することにより、猫ではインスリン分泌はあるもののインスリン抵抗性により発症することが多いといわれています。動物種により発症のメカニズムは違うものの治療方法はインスリン製剤、食事療法を中心に行います。 治療目標 ・1日を通して血糖値を100~300mg/dl以内に抑えること ・糖化アルブミン 25%以下 ・フルクトサミン 450μ㏖/L
さまざまな原因により血糖値が高くなる病態で診断は容易だがコントロールが難しい疾患です。よく認められる症状としては飲水量・尿量の増加、食べるけど痩せてくるなどです。 犬ではインスリン分泌が不足することにより、猫ではインスリン分泌はあるもののインスリン抵抗性により発症することが多いといわれています。動物種により発症のメカニズムは違うものの治療方法はインスリン製剤、食事療法を中心に行います。

治療目標
・1日を通して血糖値を100~300mg/dl以内に抑えること
・糖化アルブミン 25%以下
・フルクトサミン 450μ㏖/L

血液疾患

血液は骨髄で産生され様々な過程を経て赤血球、顆粒球、血小板に成長しそれぞれの機能を果たします。成長過程のどの部分で問題が起きるかによって貧血(再生性、非再生性)、好中球減少症、血小板減少症などが起こります。原因もさまざまで原発性と続発性に分けられます。 原発性の原因 ・免疫介在性疾患 続発性の原因 ・感染症(バベシア症、ヘモプラズマ症、FIP、FeLVなど) ・腫瘍(リンパ・造血性腫瘍) ・薬剤、ワクチン接種など

血液は骨髄で産生され様々な過程を経て赤血球、顆粒球、血小板に成長しそれぞれの機能を果たします。成長過程のどの部分で問題が起きるかによって貧血(再生性、非再生性)、好中球減少症、血小板減少症などが起こります。原因もさまざまで原発性と続発性に分けられます。

原発性の原因
・免疫介在性疾患
続発性の原因
・感染症(バベシア症、ヘモプラズマ症、FIP、FeLVなど)
・腫瘍(リンパ・造血性腫瘍)
・薬剤、ワクチン接種など

東洋医学(漢方)

西洋医学では難治性の疾患でも時折漢方により劇的に改善する疾患があります。当院では西洋医学を主流にしながらも、治療反応が悪いようであれば国際中医師と連携をとりながら東洋医学も取り入れて治療を行っております。 治療例 ・腫瘍疾患 ・皮膚疾患 ・呼吸器疾患 ・老化現象 ・神経、関節疾患 ・生殖器疾患
西洋医学では難治性の疾患でも時折漢方により劇的に改善する疾患があります。当院では西洋医学を主流にしながらも、治療反応が悪いようであれば国際中医師と連携をとりながら東洋医学も取り入れて治療を行っております。
治療例
・腫瘍疾患
・皮膚疾患
・呼吸器疾患
・老化現象
・神経、関節疾患
・生殖器疾患

外科診療

・避妊、去勢
・内視鏡外科(硬性鏡、軟性鏡)
・軟部外科(消化器、泌尿器、生殖器など)
・腫瘍外科(体表腫瘍、腹腔内腫瘍、口腔内腫瘍など)
・整形外科(骨折、脱臼など)
・神経外科(椎間板ヘルニア症など)
・歯科疾患(歯石除去、抜歯など)
・眼科疾患(各種フラップ、眼瞼腫瘤、チェリーアイ、眼球摘出など)

当院ではさまざまな方法で手術による生体への負担を極力減らす努力もしております。
以下に一例を紹介します。

ソノサージ(超音波手術システム)

ソノサージは超音波のエネルギーで血管の凝固と同時に切開ができる最新の超音波メスで、糸を使わずに安全・確実な止血・切除ができるので手術時間の短縮が可能となります。 また近年問題になっている縫合糸反応性肉芽腫と呼ばれる縫合糸が原因でおこる疾患予防にもなります。

ソノサージは超音波のエネルギーで血管の凝固と同時に切開ができる最新の超音波メスで、糸を使わずに安全・確実な止血・切除ができるので手術時間の短縮が可能となります。
また近年問題になっている縫合糸反応性肉芽腫と呼ばれる縫合糸が原因でおこる疾患予防にもなります。

ソニックビート・サンダービート

先程紹介したソノサージのアップグレードしたもので高周波電流と超音波振動の2つの技術を用いた世界初の手術器具です。手術の動きというのは①血管を封止する②組織をはがす③組織をつかむ④切開する⑤出血時に止血する。というのが基本的なサイクルになります。この手術器具はこれらすべての動作に高い性能を発揮してくれるため、さらなる手術の安全性の向上と手術時間の短縮が可能となりました。

先程紹介したソノサージのアップグレードしたもので高周波電流と超音波振動の2つの技術を用いた世界初の手術器具です。手術の動きというのは①血管を封止する②組織をはがす③組織をつかむ④切開する⑤出血時に止血する。というのが基本的なサイクルになります。この手術器具はこれらすべての動作に高い性能を発揮してくれるため、さらなる手術の安全性の向上と手術時間の短縮が可能となりました。

内視鏡外科(硬性鏡、軟性鏡)

image1 (1)

腹腔鏡手術とは、おなかに開けた数か所の穴から外科手術用の内視鏡や鉗子を挿入し、おなかの中の映像を見ながら行う手術のことです。開腹手術に比べ傷口のサイズ、手術侵襲(手術による身体への負担)を減らすことができるため入院期間の短縮ができるなど様々なメリットがあります。

メリット
①傷が小さい
②術中、術後の疼痛が少ないため回復がはやい
③癒着が少ない
④血管も目視できるため出血確認も可能
⑤小さい傷でおなかの中全体を見ることができるため他の検査、手術の併用も可能

デメリット
①開腹手術よりも費用がかかる
②手術時間が延長する傾向がある
③お腹を炭酸ガスで膨らませる必要があるため腹腔鏡下手術に特異的な合併症がありうる

現在当院で可能な腹腔鏡手術
避妊手術(卵巣摘出・卵巣子宮摘出)
停留睾丸摘出術
膀胱結石摘出術
予防的胃固定手術
各種組織生検検査(肝臓、膵臓、腸管など)

消化管内視鏡

image2 (1)

消化管内視鏡とは口や肛門などの自然孔よりカメラを入れることで傷をつけることなく内部の状態を確認することができます。長期間に渡り嘔吐、下痢が続いている時には消化管内の観察、組織を少し取ることで原因を追究することができます。また異物などを飲み込んだ場合、胃の切開などを行わずに異物をとることができます。

現在当院で可能な消化管内視鏡検査、処置

①異物の誤飲(異物によってはとれないものもある)

②慢性的な嘔吐の原因追及(胃、十二指腸の観察、生検)

③慢性的な下痢の原因追及(大腸の観察、生検)などです。

メリット

・傷をつけることなく検査、処置が可能

・組織の採材も可能なため病名の診断も可能

デメリット

・全身麻酔が必要

・採材する組織の量が少ないため確実な診断がでないこともある

胃内異物

geka-img03

十二指腸の観察

geka-img04

十二指腸生検

geka-img05

結腸の観察

geka-img06

ICU(酸素室)

24時間体制で温度、湿度、酸素濃度を管理することができます。 酸素吸入が必要な重症な動物達の治療や手術後の回復室として使用します。

geka-img07

よくみられる手術の一例

腹壁ヘルニア

先天性、後天性(事故、術後)に関わらず、腹筋に穴があき、その穴から腹腔内の内容物(脂肪、腸管)が出入りしている状態です。治療には手術しかなく内容物が絞扼して血流が遮断されると壊死、疼痛がおこり最悪の場合命に関わることになります。

geka-img08
geka-img10
geka-img09

腸閉塞

直前まで元気にしているが異物が腸につまった直後から頻回に嘔吐をするようになります。この場合早期に診断、手術を行わなければ腸管の壊死、腹膜炎により命を落としてしまいます。

geka-img11
geka-img12
9db9fc5ea7007b202285e29a6cbfda72

胆嚢疾患

総胆管の閉塞により嘔吐、黄疸、元気消失、突然死が起こる疾患で高脂肪の食餌、高脂血症、ホルモン疾患などの影響で胆嚢の収縮力が落ちるのがきっかけだと考えられています。閉塞が起きれば手術が必要になりますので定期健診などで普段から胆嚢の状態を知っておく必要があります。

geka-img14

膀胱結石

膀胱内に結石ができ、長期間にわたる血尿、頻尿を繰り返す病気です。結石の成分により治療方法は様々で食事療法で改善される場合もあれば手術でしか改善しない場合もあります。

geka-img15

脾臓腫瘍

健康診断で偶然発見されるか、腫瘍が破裂することによる出血で状態が悪くなり発見される疾患です。破裂さえしなければ無症状なことも多いものですが破裂した場合大量の出血が起こります。

geka-img16

お気軽にお問い合わせください。

【診療時間】AM9:00~12:00/PM16:00~19:00

【休診日】水曜・祝日・日曜 午後